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家族
パウル・クレー(Paul Klee) 1918年
クレーが1915年から3年間に描いた一群の水彩画は、その繊細で輝くような色彩において、またメルヘンを思わせる自由闊達な着想の点で際立っている。特にこの作品では、家族という身近なテーマを素材にして、ユーモアと想像力に富んだ独特の世界を展開している。
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みかけはこわいがとんだいい人だ
歌川国芳 1847-52年頃
多数のものを寄せ集めてあるものを形づくる絵を「寄せ絵」という。国芳の寄せ絵の代表作とされるこの作品では、裸の男が寄り集まって奇妙な顔を形づくっている。要所に配された人間の姿には無駄がなく、また題もユニークである。
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