楽山焼 色絵秋草図茶碗 らくざんやき いろえあきくさずちゃわん 長岡　空斎 島根県立美術館 やわらかな丸みをもった薄手の茶碗である。小さめの裾開きの高台を持ち、灰白色の釉をかけた器面に赤、青、緑などの色絵で小菊や桔梗、萩、女郎花などが密に描かれる。この時期の出雲の茶陶に見られる瀟洒な作風をよく示し、楽山焼二代目の長岡空斎の作と考えられる。