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企画コーナー
作品紹介
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桜蒔絵棗
さくらまきえなつめ
初代 小島 漆壺斎(しょだい こじま しっこさい)
口径8.0 高8.0
可部屋集成館

黒漆地に浮かぶ桜の花弁が美しい棗である。総体を黒漆とし、蓋表に金銀蒔絵で2輪の桜と1枚の花弁、蓋側面に2枚の花弁を蒔絵で施している。余白をとった文様の配置が情趣を感じさせる。内部は黒漆塗で、畳付内に「漆壺斎(花押)」と初代漆壺斎による漆描銘がある。同作者の代表作である大菊棗、秋野棗と同寸の棗で、同じ桜文様による白粉解香合が知られる。
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