石を加工する道具
天秤
てんびん
金・銀・銅貨の両替時に使用する天秤の秤
明治10年代まで
松江郷土館
絲原記念館
浜田市金城民俗資料館
など
両替の時に使用する天秤のはかりです。棹(さお)の中央が支点となり、両端に皿があり、片方の皿に分銅(ふんどう)をのせ、片方の皿にはかろうとする物をのせて、棹が水平になったときの分銅の重さから、その質量を測る道具です。分銅の水平を調節する道具として、小槌(こづち)や才槌(さいづち)があり叩いて調節しました。これらの小道具は引き出しに納められています。
昔はこの天秤で両替をしていましたが、紙幣の登場により使用されなくなりました。