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きゅうそうだいは、木製のX型に開閉する台で、棚飼い(たなかい)のとき、棚から抜いた蚕座(かいこざ)をこの上に置き、こした(喰い残した桑の葉や蚕糞など)の取り替えや給桑をします。その他、上簇蚕(じょうそうかいこ)をまぶしへ振り込むときになどに使われました。台の高さは、飼う人の腰くらいに作られていて、飼育時の背伸びや屈み(かがみ)の作業負担を軽くしました。 |
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きゅうそうだいは、蚕座による棚飼いのときの道具で、昭和30年代に入り、飼育方法が棚飼いから平飼いや土中育に移行すると、ほとんど使われなくなりました。 |
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