漁の道具
ほて
ほて
魚を串に刺して乾かす道具
1950年代まで
津和野町立歴史民俗資料館
など
川でとってきた魚を竹串に刺し、イロリやカマドであぶり乾燥させます。適当な頃合をみて串ごと「ほて」に刺し、イロリの上や軒端(のきばた)、天井裏などに吊るして保存します。写真のほては竹製ですが、他に麦藁や稲藁でできたものもありました。
近年は流域の開発や汚染などで川魚も減り、また日常頻繁に海水魚を口にするようになると、川魚をとって食べる人は少なくなりました。さらに冷蔵庫の普及などもあって、ほてが吊るしてあるのを見ることはなくなりました。