しまねの民具100選サイトマップ
漁の道具
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鵜籠
ふりがな うかご
機能・用途 鵜の鳥を運ぶ
年代 2000年まで
所蔵資料館 益田市立歴史民俗資料館 など
解説
鵜飼いには、鵜に手綱(たづな)をつけて、かがり火を川面(かわも)に照らし鮎を捕らせる舟鵜飼いがよく知られています。高津川の鵜飼いは、手綱を使わず、川岸より鵜を放し漁を行う放し鵜飼いです。川に鵜を自由に放し魚を捕らせ、獲物が喉にたまった時をみはからって、鵜を呼び戻し魚を吐き出させる漁法です。このかごは、竹を編んだものです。鵜を川漁に連れて行く時に使います。また、鵜を捕獲する時にも捕まえた鵜を入れます。
現在の姿
高津川の放し鵜飼いは、平成13年、益田最後の鵜匠塩田嘉助さんが亡くなり、絶滅しました。長良川(岐阜県)や岩国(山口県)で観光として鵜飼いを見ることはできますが、全国で唯一行われていた伝統漁法としての鵜飼いは、現在見ることはできません。
   
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