漁の道具
カンテラ
かんてら
夜の漁業の照明具
明治〜昭和
西ノ島町歴史民族資料館 など
夜の海で、光に集まってくるという魚の習性を利用して魚を取る漁法で使われたのがこのカンテラです。古くは舟の上でたいまつを燃やしていましたが、石油ランプが発明されると、それを漁業にも利用し、カンテラとして使いました。現在は船のエンジンで電気を起こし、それを集魚灯(しゅうぎょとう)として使っています。1つの船の集魚灯でも、野球場のナイターのような明るさになります。
たいまつからカンテラ、カンテラから電気の集魚灯と替わってきました。最近では最先端の発光ダイオードを活用する研究も進められているそうです。