ほぼろが最も使われたのは、櫨(ハゼ)の実の収穫時です。櫨とりは樹上の仕事なので、この道具がないとできませんでした。櫨の実が収穫されたのは昭和10年代頃までで、その時期を過ぎると、ほぼろは柿や柚子などの収穫に使われていましたが、次第にその姿を見せなくなりました。