農耕の道具
むしろ機
むしろばた
むしろを編む道具
昭和20年代頃まで
邑南町郷土館
津和野町立歴史民俗資料館
浜田市金城民俗資料館
安来市立歴史資料館
など
農家の必需品である敷物の「むしろ」を編む道具です。むしろは農家の敷物で、特に囲炉裏(いろり)の間の敷物として重宝されていました。農作業をするときには道具・用具の敷物として、穀物(こくもつ)の天日乾燥時には敷物として用いました。各農家に一台はむしろ機がありました。
昭和30年代からは、住まいの形態も変わり、屋内での敷物は茣蓙(ござ)や畳に替わり、農作業にも「むしろ」を使用しなくなったので、「むしろ機」は自然と消滅していきました。