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農耕の道具
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こませとつつろ
ふりがな こませとつつろ
機能・用途 俵やコモを編む道具
年代 1950年代頃まで
所蔵資料館 邑南町郷土館
津和野町立歴史民俗資料館
安来市立歴史資料館 など
解説
こませは木製で、木の又で作った二本の足に、俵の寸法を刻んだ板が渡してあります。また、つつろは、小径木(しょうけいぼく)を適当な長さに切り、中央が最も細くなるように削り込んであり、一組が八個あります。俵を編むときは、俵の大きさごとに切った四本の小縄を二重にし、両端からつつろに巻いた後、こませに振り分けに掛け、これに稲藁をあてて編み始めます。俵の大きさは、四本の小縄の長さと、こませに刻まれた、つつろを掛ける切り込みの位置により決まります。
現在の姿

米、又は籾(こうじ)俵の他、櫨(はぜ)俵や炭俵、菰(まこも)等もこれで編みました。使い始めはいつの時代か分かりませんが、昭和30年代、米俵がカマスや紙袋に代わるまでは、農家の重要機具の一つでした。炭俵は茅の茎で作るため、硬くて折返しに苦労しましたが、昭和20年代に炭俵専用のこませができ、楽になりました。

   
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