農耕の道具
田下駄
たげた
田んぼではく下駄
昭和10年代頃まで
浜田市金城民俗資料館
など
この下駄は、秋に稲刈りの時に湿田(しつでん)で使用します。下駄の歯はなく、一枚板の台に葛(かずら)を通して鼻緒(はなお)としています。刈り取った稲株を踏みしめ湿田にはまり込まないために使用します。主に自家製です。材質は杉の板を使用します。
「田下駄」は農業の機械化に伴って使用されなくなりました。したがって「田ぐつ」という長い丈のゴム製の田靴に替わっていきました。