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農耕の道具
八反ずり
 
八反ずり
ふりがな はったんずり
機能・用途 田んぼの除草用具
年代 大正末期頃まで
所蔵資料館 邑南町郷土館
飯南町歴史民俗資料館
津和野町立歴史民俗資料館
浜田市郷土資料館
浜田市金城民俗資料館 など
解説
一日の仕事量が八反(80a)の範囲の田の草取りが出来る、画期的な除草機です。一連用、二連用、三連用があります。八反ずりの田んぼの土の設置面は、1枚の板に釘が20本均等に打ってあり、この釘が田の草の根に引っかかり草が抜けました。改良されたものには、平たい鉄製の鋲(びょう)が8本交互に並び、草の茎を抜きました。
現在の姿
「八反ずり」が使用されだすと田の草取りの労力も軽減されましたが、これを更に改良して「田車(たぐるま)」という除草機が登場しました。しかし昭和50年頃から、田の草を除草剤で枯らすようになってからは姿を消していきました。
   
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