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農耕の道具
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花鞍
ふりがな はなくら
機能・用途 代掻きのとき牛につける飾りの鞍
年代 1930年代頃まで
所蔵資料館 邑南町郷土館
飯南町歴史民俗資料館 など
解説
牛供養・花田植などの行事に用いられた鞍です。鞍は着色などをして飾られ、幟(のぼり)には家紋(かもん)が描かれました。花田植は大田植えともいわれ、田植えが始まる最初に行われた大がかりな田植え行事です。地区内の牛をすべて集め、田に入れて一列に並んで代掻きをしました。列の先頭を歩く牛を「さいうし(じ)」といい、この牛を使う人は代掻きの指揮者でした。田をまんべんなく回り、列を乱さず先導する技量が求められ、これを務めることは名誉なこととされました。
現在の姿
現在は、牛供養、花田植とも一般的には行われていないため、花鞍を見ることはなくなりました。伝統行事の継承を目的として、近年花田植を復活させているところもあります。
   
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