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稲苗をまっすぐ等間隔に植えるために、これを引いて水田に線を引きました。すじつけともいいます。最初、水田に綱を張り、その綱にばばひきの端を合わせて基準としました。縦横両方面に引き、直角に交わった交点に苗を植えていきます。同様に等間隔に稲苗を植える道具として、田植え綱、田植え枠がありました。田植え綱は綱に等間隔の結び目などの目印があり、そこに植付けをします。田植え枠は木製の枠で、三角形や六角形のものがあり、水田を転がすと跡がつくようになっていました。 |
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昭和50年代頃から動力による田植え機が普及し始め、あらかじめ水田に目印をつける必要がなくなり、ばばひきなどは姿を消しました。ばばひきや田植え枠の使用は田植えを共同作業で行わず、各家で行うようになった昭和の初め頃からといわれます。 |
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