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農耕の道具
たま
 
たま
ふりがな たま
機能・用途 稲の苗を担いで運ぶ道具
年代 1960年代まで
所蔵資料館 津和野町立歴史民俗資料館 など
解説
昔の稲作は、苗代(なわしろ)で苗を育てることから始まります。ここで育った苗をぬいて小束にし、代掻き(しろかき)の終わった水田に移して植えます。「たま」は、苗代から掻き終わった水田へ苗を運ぶ道具で、水切りの良いカズラなどで作られていましたが、縄製のものもありました。苗代でとった苗の小束を、二つのたまに積み上げてテンビン棒でかつぎ、あぜ道を運びました。
現在の姿
たまは、上がり下りや段差のひどい山間地の棚田などには不向きで、主に平坦部の足場のよい水田で使われました。昭和40年代からは、育苗器やビニールハウスによる箱苗が普及し、たまなどの使用は全くなくなりました。
   
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