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大足は田下駄ともいいます。元肥(もとごえ)を軟らかくした水田に踏み込んだり、田植え前の水田をくまなく歩き、植物の茎などを踏み込んだりします。また、小さい水田は牛が入って代掻き(しろかき)をすることができないので、大足を履いた人が整地をしました。大足の先の部分には紐が取り付けてあり、手で紐を引きながら足で大足を前へ送りながら進みました。 |
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大足と同じ形の木製品が弥生時代の遺跡から出土していますので、大足は古くから水稲耕作に深く結びついていると考えられています。昭和20年頃までは、木製の大足しかなかったのですが、後には下駄に鉄製の板を取りつけたものも見られるようになりましたが、農業機械の普及と水田の改良により姿を消しました。 |
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