山仕事の道具
のこ
のこ
木を切る道具
1940年代まで
松江郷土館
邑南町郷土館
飯南町歴史民俗資料館
津和野町立歴史民俗資料館
絲原記念館
浜田市郷土資料館
浜田市金城民俗資料館
安来市立歴史資料館
など
山で原木を切り倒して運び出せるような大きさに分割したり、太い枝などを切断するための鋸(のこ)です。写真上は「板引き鋸」とか「大ひき鋸」といって、木材の繊維に平行に切断する縦挽き(たてびき)で、製材用鋸です。刃と柄の角度が深くとってあるのが特徴です。写真下は横挽き鋸で、生木を切ったときの目詰まりを防ぎ、切り粉を排出しやすいように刃の形が工夫されています。
チェンソーや製剤をおこなう機械の発達と普及により、鋸による立木の伐採や製材はほとんど見られなくなりました。