しまねの民具100選サイトマップ
食事の道具
樽
 
ふりがな たる
機能・用途 酒や醤油をいれておくもの
年代 1950年代頃まで
所蔵資料館 邑南町郷土館
飯南町歴史民俗資料館 など
解説
酒・醤油(しょうゆ)・焼酎などを入れて運搬したものです。下部の栓をぬけば中身が出る仕組みになっています。酒などはこの樽ごと購入し家庭に置いて使い、中身がなくなると酒屋に返し、新しいものを購入しました。樽の材料には杉を使います。特に酒には杉の香りがつき、よいとされ、なかでも杉の木の中心部にある「赤身」で作られた樽は最高級とされました。香りが強い上に酒にほんのり赤みが移り好まれました。また、漬物や海産物を運搬する際にも樽が用いられていました。
現在の姿
家庭用・運搬用とも樽を使う光景はほとんど見られなくなりました。ガラス製の一升瓶やプラスチック製の容器がこれに取って代わっています。現在では、婚礼などの慶事(けいじ)に使われる角樽(つのだる)や鏡開きなどで樽をみることができます。
   
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