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せいろうは木製で、板で作った四角いものと、桶(おけ)式に竹の輪をかけた丸いものとの二種類があります。普通は一段、または二段重ねで使いますが、三段重ねの場合もありました。竈(かまど)にかけた羽釜(はがま)に水を入れ、縁(ふち)に稲藁製のシブタという密閉具を置き、その上に載せて蓋をし、蒸しました。蒸す物は主に餅米でしたが、粟(あわ)や黍(きび)などもこれで蒸して餅にしました。また、サツマイモやカシワモチを蒸したり、米麹(こめこうじ)用の米なども蒸しました。 |
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昭和30年代頃から、丸いアルミ製のせいろうが普及しました。続いて電気蒸し器が出回り、電気餅つき機も使われるようになりました。現在は、蒸す・つくの両機能を備えた電機餅つき機が使われるのが一般的となりました。 |
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