身につける道具
はばき
はばき
仕事中に膝を守るための道具
昭和20年代まで
邑南町郷土館
飯南町歴史民俗資料館
津和野町立歴史民俗資料
浜田市金城民俗資料館
など
「はばき」は、足の脛(すね)に当てる巻物で、山仕事に「はばき」を巻き、脛に怪我をしないようにしました。「はばき」の材料は「コウラ」という草を用いました。また、棕櫚の毛を使用する場合もありました。下の写真は「はばき」を編む用具です。横木であるカセには21個の編み糸の刻みがつけてあります。
「はばき」はもともと脛の保護のための用具でしたが、「キャハン」という脛に巻くものの出現で「はばき」は消滅していきました。