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島根県奥出雲町 こだわりセレクション

  • 奥出雲町
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島根県東部

鉄の一大産地、奥出雲!鉄の文化を体感できる加盟館をご紹介鉄の一大産地、奥出雲!鉄の文化を体感できる加盟館をご紹介


  • 公益財団法人 絲原記念館公益財団法人 絲原記念館

    松江藩鉄師頭取の歴史を伝える!松江藩鉄師頭取の歴史を伝える!

    中国山地の山間にある、奥出雲の木立の中に立地する記念館は、この地で江戸時代初期から大正時代後期まで、古式製鉄“たたら吹き”を生業としていた絲原家の歴史博物館である。
    館蔵品は①たたら製鉄の模型・パネルに加え、その用具及び製品実物②家伝の古文書③美術工芸品④有形民俗資料、計4,000点に及び、これらが土蔵造りの展示棟に部門別展示されている。
    (美術工芸品及び一部民具は年3回の展示替え公開。)

メモ

また隣接して、15代約400年続く国登録有形文化財の絲原家居宅と出雲流庭園及び林間散策路“洗心乃路”もあり、これらを合わせ見ると、四季の移ろいとともに、かつて栄えた豪農・鉄師の生活が偲ばれる。
たたらの稼動模型
▲たたらの稼動模型
たたらの1/3模型は、「代り番こ」の語源にもなった番子吹子型。
立体展示コーナー
▲立体展示コーナー
松江藩主が鉄師見廻りの際に本陣を勤めたが、その饗応道具の展示。
絲原家の出雲流庭園
▲絲原家の出雲流庭園
砂鉄を採取した跡地に、天保年間より築庭した出雲流庭園。
  • 横田郷土資料館横田郷土資料館

    むかしの暮らしを感じてみよう!むかしの暮らしを感じてみよう!

    農家の生活様式、生産技術ともに大きく変わった今日。先人の仕事、生活、建築などを後世に語り、地域特性を活用した産業・文化の維持や発展を伝える拠点として、大正時代末期の農家を町内よりそのまま移築し、開館。当時の建築様式とたたずまいが感じられる。また、農具などの生産民具を中心に郷土の歴史と生活文化を知る場として、多くの人々に利用されている。

メモ

横田郷土資料館では、農家の屋敷を再現し、一昔前の農山村で住む人たちの暮らしを紹介している。土の匂いが懐かしさを感じさせる“昔の暮らし”がそこにある。
昔の農業の様子
▲昔の農業の様子
脱穀器や唐箕など、明治~昭和初期の道具を多数展示。
懐かしさが薫るくど
▲懐かしさが薫るくど
便利な調理器具のない時代にタイムスリップ。
受け継がれる手仕事
▲受け継がれる手仕事
週に2回、藁細工の実演がある。注文受付も行っている。

  • 奥出雲多根自然博物館奥出雲多根自然博物館

    島根ではここだけ、恐竜の化石島根ではここだけ、恐竜の化石

    中生代ジュラ紀を代表する肉食恐竜アロサウルスと、防御に特化した白亜紀の装盾類エウオプロケファルスの全身骨格標本。
    本物の恐竜化石に直接さわれる竜脚類アパトサウルスの上腕骨。
    地球の歴史を彩ってきた古生物たちの化石を見ながら、生まれた奇蹟・出逢いの不思議を体感できる博物館。

メモ

温泉も楽しめる国内唯一の宿泊できるミュージアム。宿泊すると、すぐそばにある美肌温泉で知られる佐白温泉に入り放題で、さらに夜の博物館でナイトミュージアムが楽しめる。
エウオプロケファルス
▲エウオプロケファルス
しっぽが特徴的な1億年前の装盾恐竜。
アンモライト
▲アンモライト
妖しい光を放つ宝石になったアンモナイト。
ティロサウルス
▲ティロサウルス
中生代白亜紀の海で暴れ回った海生ハ虫類の一つ。

  • 雲州そろばん伝統産業会館雲州そろばん伝統産業会館

    日本一の品質、雲州そろばん日本一の品質、雲州そろばん

    雲州そろばん作りは道具作りからと言われ、187の製作工程に合わせて職人たちが創意工夫で作った道具が、そろばん製作を支えているのである。特にそろばんの命「珠」を均一に削るため、まず村上吉五郎が足踏みろくろで成功させた。村上朝吉は手廻し式に改良して、さらに一定の珠が出来た。職人一人一人が創意工夫を積み重ね、日本一の品質のそろばんを作り上げた。

メモ

雲州そろばんの祖は、大工の村上吉五郎である。細工物が得意だったことからそろばんの修理を頼まれ、そろばん作りに挑戦したと言われている。細工物の腕前を証明するものが、高さ1センチほどの七福神像である。
吉五郎そろばん
▲吉五郎そろばん
枠にストラップホール付き。携帯用そろばんだった?
芸州廣島住塩谷小八作
▲芸州廣島住塩谷小八作
吉五郎が見本にしたものと同形の芸州そろばん。
創意工夫の成果
▲創意工夫の成果
「雲州そろばんの製作道具」は国登録有形民俗文化財。

  • 奥出雲たたらと刀剣館奥出雲たたらと刀剣館

    日本の鉄生産を支えた奥出雲日本の鉄生産を支えた奥出雲

    近世奥出雲は鉄の主要産地であった。館中央に近世高殿たたら炉の実物大の地下構造模型を展示、安定的な鉄生産のために作られた巨大で複雑な仕組みを見ることが出来る。また、日本で唯一操業する日刀保たたらで生産された鉄の塊「鉧」の実物を展示している。鉧から選び出された玉鋼を使った日本刀鍛錬実演を館内日本刀鍛錬場で公開している(第2日曜、第4土曜)。

メモ

原料の砂鉄は鉄穴流しという手法で採取され、跡地は放置されることなく広大な棚田として利用された。その面積は奥出雲町の水田の3分の1以上とされる。これら独特の景観は、国の重要文化的景観に選定された。
良質な鉄玉鋼を含む鉧
▲良質な鉄玉鋼を含む鉧
日刀保たたらで、砂鉄と木炭から生産した3トンの鉧。
日本刀の鍛錬実演
▲日本刀の鍛錬実演
地元刀匠による、玉鋼を使った日本刀鍛錬実演の公開。
奥出雲の文化的景観
▲奥出雲の文化的景観
砂鉄採取跡に出来た広い棚田と鉄穴残丘のある風景。
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