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しまねミュージアムロード
 
2011.3.24
江津の万葉歌碑
柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)は、飛鳥時代の歌人で、山部赤人とともに歌聖と呼ばれています。
今回は江津市から浜田市東部の加盟館と人麻呂の歌が記された万葉歌碑を紹介します。
マップやコース上のスポットをクリックすると詳細へジャンプします。


水の国
15分
今井美術館 移動
15分
江津市郷土資料館 移動
4分
人麻呂と依羅娘子の銅像と記念碑 移動
0分
人丸神社と歌碑 移動
10分
柿本神社と歌碑 移動
3分
二宮交流館と歌碑 移動
3分
君寺と歌碑 移動
10分
辛の埼と歌碑 移動
3分
しまね海洋館アクアス 移動
1分
石見安達美術館 移動
1分
歯の歴史資料館 移動
95分
志都岩屋神社
1 江津市水ふれあい公園水の国 MUSEUM104°
 「水」をテーマにすえた“現代美術”と“科学”を融合したミュージアム。旧約聖書の「ノアの方舟」をコンセプトに設計されており、展示棟や人工池などがVの字谷の自然の景観に溶け込んでいます。
「水」について見て、知って、感じて、楽しめる施設です。

【所在地】江津市桜江町坂本2025
【駐車場】有
【問い合わせ先】0855-93-0077

江津市水ふれあい公園水の国 MUSEUM104°
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2今井美術館
今井美術館
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 鮮やかな四季を映す日本庭園と雄大な山並みを背にして建つ白壁造りの美術館。館内はゆったりと作品が鑑賞できる空間が広がり、贅沢で心地良い時間を堪能できます。
宮廻正明氏(松江市出身)の現代日本画を中心に、洋画、日本や韓国の陶器などを季節にあわせて展示。院展島根展などの特別展も開催しています。

【所在地】江津市桜江町川戸472-1
【駐車場】有
【問い合わせ先】0855-92-1839
3 江津市郷土資料館
 江戸時代以降、江津市を中心に栄えた石見焼や石州瓦の関連資料をはじめ、江津市内で集められた多数の民具を一堂に展示しています。郷土資料館の建物は昭和14年に建築された、旧江津警察署の武道館跡を再利用した趣ある建物です。展示見学の際は予約が必要。

【所在地】江津市江津町995
【駐車場】無
【問い合わせ先】0855-52-2501
(江津市教育委員会)

江津市郷土資料館
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4 人麻呂と依羅娘子の銅像と記念碑
人麻呂と依羅娘子の銅像と記念碑  高角山(たかつのやま)公園内には、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)と妻、依羅娘子(よさみのおとめ)の銅像と記念碑(歌碑)があります。
記念碑には、晩年、石見の国に国司として赴任してきた人麻呂が、妻と別れて石見から上京する時に詠った長歌の一節と、それに対する妻の返歌が刻まれています。人麻呂と依羅娘子が交わした愛の歌は「石見相聞歌(いわみそうもんか)」と呼ばれ、柿本人麻呂の代表作です。

【碑文】
な思ひと 君は言へども 逢はむ時 何時と知りてか わが戀ひざらむ
(依羅娘子、万葉集 巻2−140)
いや高に 山も越え来ぬ 夏草の思ひ萎えて 偲ふらむ 妹が門見む 靡けこの山
(柿本人麻呂、万葉集 巻2−131)

【所在地】江津市島の星町 高角山公園内
【駐車場】有
5 人丸神社と歌碑
 島の星山(高角山)にひっそりとたつ人丸神社は、島の星山入植者が開拓の励みにと心のよりどころとして、郷土ゆかりの柿本人麻呂を祀ったものです。自然石の歌碑には、銅像近くの記念碑に刻まれた長歌のあとに詠まれた反歌が彫られています。
江津市内を一望しながら、別れを惜しむ人麻呂の思いに心を馳せてみよう。

【碑文】
石見のや 高角山の 木の際より 我が振る袖を 妹みつらむか
(万葉集 巻2−132)

【所在地】江津市島の星町291
【駐車場】有

人丸神社と歌碑
6 柿本神社と歌碑
柿本神社と歌碑  柿本人麻呂が妻、依羅娘子と暮らしていたと伝えられ、2人が祀られている神社です。
以前は、ここに樹齢800年以上とされた「人麿の松」がありましが、平成9年に枯死が確認され、今はその一部が展示館「人麿の松の館」に保存されています。

【碑文】
石見乃也 高角山之 木際従 我振袖乎 妹見都良武香
(万葉集 巻2−132)

【所在地】江津市都野津町1747
【駐車場】無
7 二宮交流館と歌碑
 恵良の里(二宮町)は、依羅娘子生誕伝承の里と伝えられています。出身についてはいろいろな説がありますが、ここでは「恵良媛」と呼ばれ親しまれています。
石碑の裏面に、依羅娘子が人麻呂の死を悼んで詠んだ歌2首が刻まれています。

【碑文】
今日今日とわが待つ君は石川の 貝に交じりてありといわずやも
(万葉集 巻2−224)
直の逢ひは逢ひかつましじ 石川に雲立ち渡れ 見つつ偲ばむ
(万葉集 巻2−225)

【所在地】江津市二宮町神主イ171 二宮交流館正門の右側
【駐車場】有

二宮交流館と歌碑
8 君寺と歌碑
君寺と歌碑  二宮交流館から山手に上ると、のんびりとした素朴な雰囲気が流れる場所に君寺があります。君寺境内には、人麻呂への思いを詠った依羅娘子の歌碑が建立されています。
別れを惜しむ歌を口ずさみながら、万葉の世界に思いを巡らせてみませんか。

【碑文】
勿念跡 君者雖言 相時 何時跡知而加 吾不戀有牟
(万葉集 巻2−140)

【所在地】江津市二宮町神主
【駐車場】無
9 辛の埼と歌碑
 歌碑には、柿本人麻呂が石見から妻と別れて上京する時に詠った歌2首の1つが刻まれています。筆跡はここを「辛の崎」であると著書に発表した万葉学者澤潟久孝氏です。
少し歩いて、石見大崎鼻灯台まで足を伸ばしてみよう。ここからは、角の浦、高角山など江津の万葉が一望できます。青い空、碧い海、弧を描いて伸びる海岸線のパノラマは必見です。

【碑文】
角障経 石見之海乃 言佐敝久 辛乃埼有 伊久里尓曾  深海松生流 荒礒尓曾 玉藻者生流
(万葉集 巻2−135)

【所在地】江津市波子町 島根県立石見海浜公園Fゾーン(大崎鼻地区)
花の中央広場駐車場隣地
【駐車場】有

辛の埼と歌碑
10 しまね海洋館アクアス
しまね海洋館アクアス
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 中四国最大級の水族館。アクアスの人気者は、「幸せのバブルリング」のパフォーマンスが楽しいシロイルカ。ペンギン館では4種類のペンギンに出会えます。
身近な島根の海から、日本海、そして世界の海の生き物が展示されており、日本海に生息するサメを中心とした神話の海(サメ大水槽)、島根県の魚にも指定されているトビウオ、カリフォルニアアシカ・ゴマフアザラシなど様々な静物を見ることができます。

【所在地】浜田市久代町1117-2
【駐車場】有
【問い合わせ先】0855-28-3900
11 財団法人 石見安達美術館
 石見刀、鍔、書画、陶磁器、染布地、石見長浜人形など、石見地方を中心とする古美術品を主体として収蔵しています。
県立海浜公園に隣接した白浜青松の中に建ち、昭和52年に安達啓二個人のコレクションを中心に開館しました。

【所在地】浜田市久代町1655-28
【駐車場】有
【問い合わせ先】0855-28-1920

財団法人 石見安達美術館
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12 歯の歴史資料館
歯の歴史資料館
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 古代から現代へ、また未来へと伝承される歯の健康に関する知恵と工夫、そして歯科医療の進歩の歴史を紹介し、歯の健康について考えてもらおうと開館した施設。
日本古来の歯科風俗や木床義歯、お歯黒道具から近代の歯科医学への流れをわかりやすく解説・展示しています。

【所在地】浜田市久代町1-8
【駐車場】有
【問い合わせ先】0855-28-1960
13 志都岩屋神社
 「志都の岩屋(しづのいわや)」は、大国主命(おおくにぬしのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の二神が国造りをする際、仮宮を営んだと伝承されるところです。境内には万葉歌碑がたっており、島根の名水100選に選定された「志都の岩屋の薬清水」も湧き出ています。
神社は弥山(みせん)山腹にあり、夫婦岩や天狗岩などの岩群は昭和54年島根県の天然記念物および名勝に指定されています。


【碑文】
大汝 少彦名の いましけむ 志都の岩屋は 幾代経ぬらむ
(生石村主真人、万葉集 巻3−355)

【所在地】邑智郡邑南町岩屋
【駐車場】有

志都岩屋神社
※歌碑の写真は江津観光協会からご提供いただきました。
※さらに詳細な情報が、江津市観光協会ホームページにて紹介されています。

 
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(c) しまねミュージアム協議会
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